石見国について

そこにあるのは美しい田舎の風景と、魅力的な食材と、情熱の伝統芸能。

Photos:西村 愛

石見国(いわみのくに)を知っているだろうか。島根県西部地方の古い国名であり、今もなお、古き良き日本の風景を多く残す地方であることから「なつかしの国」と呼ばれる。

海と、山と、川と。雄大で美しい自然がすべて手に入る場所。

石見国の魅力のひとつとして、海・山・川の3つの自然がすべて満喫できるところが挙げられる。

日本海の深く澄んだ蒼色と白い砂浜のコントラストが美しい海岸の数々。

四季折々に豊かにその表情を変え、トレッキングやアウトドアスポーツも楽しめる山々。

上流では多彩な渓谷美を見せ、美しく澄んだ水質で豊かな生命を育む河川。

これらすべての美しい自然が、一度の旅ですべて楽しめるのも石見国の特徴である。

波の音、川のせせらぎ、草木の香り・・・五感を大自然に委ねれば、日頃の疲れやストレスもスーッと消えていく。

伝統芸能・世界遺産・古民家。古いものが新しく感じられるから不思議。

石見国には「古いもの」がたくさんある。

例えば、神話の世界を躍動感溢れる舞とリズミカルな音楽で表現する、伝統芸能・石見神楽。

かつて栄えた銀鉱山の遺跡や、風情あるレトロな町並みが魅力的な、世界遺産・石見銀山遺跡。

農村・漁村の集落を彩る赤瓦の屋根。

宝島社刊「田舎暮らしの本」の「住みたい田舎ベストランキング」でたびたびランクインする大田市も、石見地方のまちである。

築100年近くの古民家も多く現存し、古いものを大切に受け継ぐこの地方の文化は、都会暮らしの人々の目に今、新鮮に映る。

”神々の国しまね”と呼ばれる由縁。底知れぬパワーがもらえそうな予感がする地。

石見国がある島根県は「神々の国」と呼ばれ、一説によると全国の神社に祀られている神々の8割は島根出身であるとも言われる。

そんな島根県・石見地方には数々のパワースポットが存在する。

千本鳥居の連なる太皷谷稲成神社、石見を代表する一宮(いちのみや)神社である物部神社などの神社。

聖母マリアが降臨されたといわれる聖地・乙女峠マリア聖堂。

神社仏閣を巡るのもよいが、目の前で動く神々を見ることもできる。そう、石見神楽だ。

神話の世界に登場する須佐之男命(すさのおのみこと)、恵比須(えびす)、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が目の前で舞い、踊る姿を見れば、不思議と全身にパワーがみなぎってくる。

豊かな自然が育んだ、海・山・川の恵みに舌鼓を。

石見国が誇る美しい海・山・川は、美味しい食材を育む。

清流・高津川の流域では、天然の鮎、幻のわさび、至高の巨大はまぐり。

浜田港で毎日水揚げされるのは、アジ、のどぐろ、カレイなどの新鮮な海の幸の数々。

山間の自然豊かな土地で生育された良質な牛・豚・鶏の肉や、昔ながらの棚田で栽培された美味しいお米。

そのどれもが清らかな自然環境なしには生み出されることのできないものばかり。

中には稀少ゆえに全国の市場にはほとんど流通しないレア食材もあり、遠方からわざわざ味わいにくる人々が後を絶たない。

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