石見地方の2つのストーリーが「日本遺産」として認定されました!
地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定する「日本遺産(Japan Heritage)」。
今年度、石見地方の2つのストーリーが新たな日本遺産として認定されました。
<ストーリーの概要>
海に国境のない時代-中世。山陰地方の西端のまち益田は、その地理と地域資源を活かして、大きな輝きを放っていました。
人々は、中国や朝鮮半島に近い地理と、中国山地がもたらす材木や鉱物など地域資源を活かして、日本海交易を進めました。領主益田氏は、自らも交易に積極的に関与し、優れた政治手腕を発揮して平和を実現しました。経済的繁栄と政治的安定のもと、東アジアの影響も受け、どこにもない文化が花開きました。
現在の益田にはその歴史を物語る、港、城、館の遺跡と景観、寺院や神社、町並み、庭園、絵画、仏像などの一級品がまとまって残っています。
このように、時代と地域の特性を活かして輝いた益田は、中世日本の傑作と言え、全国でも希有な中世日本を味わうことのできるまちです。
<ストーリーの概要>
地下へ続く階段を下りていくと、目の前にそびえ立つ幾本もの巨大な木―。
三瓶山の噴火で地中深くに埋まった縄文時代の木々が、悠久の時を超え、当時のままの姿を現しているのです。
火山大国である日本。
人々を脅かす噴火ですが、石見の国おおだには様々な恩恵をもたらてくれました。
かつて世界に「ジパング(日本)」の名をとどろかせた石見銀山の鉱床もマグマから生まれたのです。
そして火山が育んだ豊かな大地は生活を潤してくれました。
暮らしの根っこに火山の歴史が息づくまち、石見の国おおだ。ここには火の国のめぐみと出逢える旅が待っています。
石見地方では、これまでに以下の3つのストーリーも「日本遺産」として認定されています。
あちこちにその土地に根差したストーリーがあり、豊かな文化に触れられる石見地方。
ぜひ現地を旅して、奥深い魅力に触れてください。