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石見地方の2つのストーリーが「日本遺産」として認定されました!

石見地方の2つのストーリーが「日本遺産」として認定されました!

2020.07.13

地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定する「日本遺産(Japan Heritage)」。
今年度、石見地方の2つのストーリーが新たな日本遺産として認定されました。


認定された日本遺産

◆中世日本の傑作 益田を味わう ―地方の時代に輝き再び―(益田市)

石見地方の2つのストーリーが「日本遺産」として認定されました!
石見地方の2つのストーリーが「日本遺産」として認定されました!

<ストーリーの概要>

海に国境のない時代-中世。山陰地方の西端のまち益田は、その地理と地域資源を活かして、大きな輝きを放っていました。

人々は、中国や朝鮮半島に近い地理と、中国山地がもたらす材木や鉱物など地域資源を活かして、日本海交易を進めました。領主益田氏は、自らも交易に積極的に関与し、優れた政治手腕を発揮して平和を実現しました。経済的繁栄と政治的安定のもと、東アジアの影響も受け、どこにもない文化が花開きました。

現在の益田にはその歴史を物語る、港、城、館の遺跡と景観、寺院や神社、町並み、庭園、絵画、仏像などの一級品がまとまって残っています。

このように、時代と地域の特性を活かして輝いた益田は、中世日本の傑作と言え、全国でも希有な中世日本を味わうことのできるまちです。


◆石見の火山が伝える悠久の歴史~“縄文の森” “銀(しろがね)の山”と出逢える旅へ~(大田市)

石見地方の2つのストーリーが「日本遺産」として認定されました!
石見地方の2つのストーリーが「日本遺産」として認定されました!

<ストーリーの概要>

地下へ続く階段を下りていくと、目の前にそびえ立つ幾本もの巨大な木―。
三瓶山の噴火で地中深くに埋まった縄文時代の木々が、悠久の時を超え、当時のままの姿を現しているのです。

火山大国である日本。

人々を脅かす噴火ですが、石見の国おおだには様々な恩恵をもたらてくれました。
かつて世界に「ジパング(日本)」の名をとどろかせた石見銀山の鉱床もマグマから生まれたのです。

そして火山が育んだ豊かな大地は生活を潤してくれました。

暮らしの根っこに火山の歴史が息づくまち、石見の国おおだ。ここには火の国のめぐみと出逢える旅が待っています。




石見地方では、これまでに以下の3つのストーリーも「日本遺産」として認定されています。

◆津和野今昔 ~百景図を歩く~(津和野町)

◆荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 ~北前船寄港地・船主集落~(浜田市ほか他県)

◆神々や鬼たちが躍動する神話の世界 ~石見地域で伝承される神楽~
(浜田市、益田市、大田市、江津市、川本町、美郷町、邑南町、津和野町、吉賀町)


あちこちにその土地に根差したストーリーがあり、豊かな文化に触れられる石見地方。
ぜひ現地を旅して、奥深い魅力に触れてください。

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