日本遺産の旅レポート
Text:内藤 千尋
Photos:佐々木 哲平
~日本遺産のストーリーを辿るしっとり美肌の旅
山陰で活躍中のフリーアナウンサー・石原美和さんが旅した石見国。日本遺産のストーリーを辿りつつ、石見神楽・日本酒など“神とつながるツール”を通じて新たに見つけた石見旅の魅力とは。
津和野のメインストリート、殿町通り。城下町らしい白壁の続くこの通りには、藩校養老館跡、郡庁跡、カトリック教会など歴史的な建造物が多く立ち並び、通りの脇を流れる掘割には鮮やかな色の鯉たちが泳いでいます。
人影が見えるとエサを求めて寄ってくる鯉たちを眺めながら、情緒あるこの通り沿いをゆっくりと散歩するだけでも楽しめます。
大の日本酒好きな石原さん、ここ津和野の町に来たらぜひ寄りたい酒蔵があるんです、と、ふらり立ち寄ったのが古橋酒造。津和野の町並みにすっかり馴染んだ古民家の暖簾をくぐり、慣れた様子で店員さんと会話しながら日本酒の試飲を楽しみます。津和野には3軒の蔵元があり、酒造りに適した気候、そして清らかな水の恵みがあるのだとか。
「メイン通りもいいのだけど、こうしてふと覗いた路地裏の趣が、なんとも言えず好きですね。」
津和野の町の魅力に改めて魅了されたようです。
Text:内藤 千尋
Photos:佐々木 哲平