出雲大社参拝のあとは列車で温泉津温泉街へ
レトロな駅舎が味わい深い一畑電車「出雲大社前駅」から「電鉄出雲市駅」へ。JR線へ乗り換えて「温泉津駅」まで移動します。
出雲大社前駅
電鉄出雲市駅
JR出雲市駅
JR温泉津駅
世界遺産のまちの中にある日本で数少ない温泉街・温泉津
島根県大田市温泉津町にある温泉津温泉は、石見銀山遺跡とその文化的景観の一部として世界遺産に登録されている、全国でも数少ない温泉街のひとつです。 周辺を山と海で囲まれた小さな町並みの中に、外湯温泉、宿泊施設、飲食店、造り酒屋などが軒を連ね、主要スポットを気軽に徒歩で回れるコンパクトさも魅力です。
寛ぎの宿 輝雲荘(きうんそう)
本館、離れ棟、東館と3つの建物から成る温泉宿。温泉津温泉では唯一の露天風呂も。夕食は日本海の幸を中心とした創作会席を部屋食で味わえる。
温泉津温泉の歴史は古く、淡い茶褐色のお湯にはミネラル成分がたっぷり。さまざまな効果効能があるとされ、本格的な湯治を目的に足しげく通う湯治客も多いとか。ゆったりと外湯をめぐってみるのもおすすめです。
神社で夜神楽に酔いしれる
古事記に記されるいにしえの神々の物語には、ここ島根を舞台にしたものも多くあります。
午前中に参拝した出雲大社に祀られる大国主大神もまた、神話の登場人物のひとり。
一日の旅は神話にはじまり、夜は石見神楽で再び神話の世界へ没入しよう。
温泉津温泉 夜神楽(龍御前神社)
世界遺産のまちにある神社で観覧する石見神楽は、また格別。広い舞台ではないからこそ、目の前で繰り広げられるダイナミックなエンターテインメントは臨場感たっぷりで、観る者を興奮の渦に巻き込んでいく。
石見神楽演目「大蛇(おろち)」
古事記に登場するヤマタノオロチ退治の物語を題材にした、石見神楽の代表的な演目のひとつ。 須佐之男命(すさのおのみこと)が出雲の国にやってきた際、毎年娘を大蛇に食べられてしまうという悲劇に遭っている親子に出会う。須佐之男命はこの大蛇を退治することを決意し、毒酒を飲ませて酔わせた隙に、八つの首をすべて切り落として見事成敗する。
手すきの和紙で丁寧に作られた蛇の胴体を演者が巧みに操り、まるで生きているかのような大迫力で舞台の上を縦横無尽に這い回る様子が圧巻。複数の大蛇を華麗に退治する須佐之男命の見事な剣さばきからも目が離せない。
不動の人気ナンバーワン演目「大蛇」を中心に、「恵比須(えびす)」「天神(てんじん)」「塵輪(じんりん)」などの人気演目が演じられることが多い。 子どもから大人まで一度観れば夢中になる石見神楽、ぜひ一度体験を。
◇公演スケジュールはこちらからご確認ください
プランA 2日目へ続く