神話の世界に魅了されたなら、出雲の次は石見へ。石見地方では、神々の物語が迫力ある神楽で生き生きと舞われ、さらに深く日本の神話に浸ることができます。
ホテルでたっぷり休息した翌朝は少し早起きして雲海を見に。この日は「山」をメインフィールドに、ワクワクする体験や、大自然の中で味わうグルメを楽しもう。
山間のまち・美郷町ならではの特徴として、気象条件によって高い確率で美しい雲海が見られるという点があります。土地の形状、昼夜の寒暖差、空気中の水分量などいくつかの条件が必要ですが、運が良ければ神秘的な絶景が見れるかも。
美郷町が運営する「美郷町雲海予報」サイトでは、雲海シーズンに限り、翌日の雲海発生確率が事前にチェックできる。（雲海シーズン：春は3～5月、秋は9～11月）
または
中国地方最大級のカルデラを有する三瓶山は、神話に登場するほどの神聖な山として人々に親しまれてきました。四季折々に豊かな表情を見せ、本格的な登山やキャンプも楽しめます。
三瓶山・東の原にある観光リフト。片道約15分の空中散歩では山頂近くまで登ることができ、山頂駅から5分ほど歩けば山頂の展望スポットから三瓶の山々が一望できる。
観光リフトの乗り場から歩いてすぐの場所にあるワイナリーでは、併設するブドウ畑で収穫されたブドウを使ったオリジナルワインが醸造されています。タイミングが合えば、ガラス越しにワインの製造工程が見学できることも。
石見ワイナリーホテル美郷を運営するワイナリーのワイン醸造所と、おみやげやおつまみが買えるショップ、美味しい手作りスイーツが味わえるカフェが一体となった施設。オリジナルワインの試飲ができるコーナーも。
三瓶山の大自然を感じながら、地元食材にこだわって丁寧に作り上げたハンバーガーを味わいませんか？
広い店内はベビーカーでも気軽に利用でき、お子様連れでも安心してゆっくりと食事が楽しめます。
緑の山々に囲まれたご当地バーガーショップ。
島根県産の新鮮な食材を使うことにこだわったハンバーガーは、ジューシーなパテとシャキシャキの野菜がたまらない。
円形の不思議な形をした建物の中に入り、地下へ。そこに広がるのは、神秘的な縄文の森。
国の天然記念物にも指定されている稀少な巨木の化石は一見の価値あり。
約4,000年前に三甁山の噴火で埋没した「縄文時代の森」を発掘状態で展示したミュージアム。根回り10メートル、高さ12メートルを超える巨木も見られ、静かな空間の中で太古の森の浪漫を感じることができる。
メインイベントの石見神楽公演が行われる会場は「多根神楽伝承館」。
三瓶山の旧称・佐比賣山（さひめやま）の名がついた佐比賣山神社のほど近くにあります。
ここでは情熱的な石見神楽の舞を鑑賞することができます。
多根神楽は大田市の無形民俗文化財に指定されている。多根神楽を次世代に受け継ぐため建設された多根神楽伝承館だが、月に２回石見神楽の定期公演も行われており、地元の神楽ファンや観光客の目を楽しませている。（2024年の公演は10月まで）
四人の舞手が刀と鈴を持って舞い、東・西・南・北・そしてその場所全体を清める神事的な演目。
最初は厳かな雰囲気で始まり、次第に激しさを増しながらダイナミックな舞になっていくところもこの演目の特徴のひとつ。
四人の舞手の華麗な剣さばきと、息の合った動きにぜひ注目を。
日本遺産「石見の火山が伝える悠久の歴史」の構成文化財になっている「佐比賣山神社と多根神楽」。
日本神話にも登場する神聖な山・佐比賣山（現在の三瓶山）の麓で鑑賞する石見神楽をじっくりと味わって。
◇公演スケジュールはこちらからご確認ください
◇事前に観覧の予約をおすすめします
熱気十分の石見神楽を鑑賞したあとは、美味しいコーヒーでも飲みながらホッと一息つきたいところ。
木のぬくもりが感じられるアットホームなカフェでひと休み。
Uターンしたご夫婦が営む三瓶山の麓のカフェ。自家焙煎のコーヒー豆で一杯ずつ丁寧に淹れる香り高いコーヒーはファンも多い。コーヒーと一緒に手作りスイーツも楽しめる。
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